帰りの会を制する者は学級経営を制す
学校の1日を締めくくる帰りの会。どんなことをすると子どもの力が伸びるのでしょうか。どんなことをすると、学校や学級が好きになるのでしょうか。
1 今日のMVPの発表
今日良いことをした人、頑張っていた人など 友達の良さについて発表していきます。自由発表でもいいですし、日直に必ず発表させてもいいでしょう。
2 誉め言葉のシャワー
朝に今日のヒーローを決めて、1日その子のいいところを皆で探していきます。すると、 周りの子どもたちがいいところを探そうと工夫したり、ヒーローに選ばれた子も褒めてもらおうといつもより頑張る姿が見られたりします。なかなか、自分で行動にできない子に関しては、教師があらかじめネタになる内容を仕込んでおきます。
例) その子の良さがでてくるような活動を増やす
なにか手伝ってもらう
誰かの作業を手伝わせる など
3 良いことツリーをつくろう
友達にしてもらって 嬉しかったことや友達の頑張っていると思ったことを葉っぱの形にきった紙に書いていきます。1日1枚で書けない場合は1週間に1つは探すとすれば誰もが書けると思います。見つけにくい子には先生が支援してあげましょう。レベルがあがってこればツリーじゃなくみんなで一つの絵を作り上げてもいいですね。
4 係や委員会からの連絡
キャンペーンの内容や結果、頑張ってほしいことなど係や委員会から発表させていきましょう。「今日遊びたい人は、○○公園に〇時に集合ね。」といった個人的な連絡をさせても面白いかもしれません。
5 合唱
歌に一生懸命取り組むと、学級の絆が深まり、良い学級へと進化していきます。今月の歌だけでなく、みんなで歌ってみたい歌を決めて歌っていくのもよいでしょう。
6 瞑想
今日の良かったこと、改善すべきところなど1日の様子を振り返ります。普段は目を向けない自分自身に目を向け、自 分と向き合う時間をつくることにより心の成長を促します。
7 じゃんけん大会
低学年向きですが、じゃんけんを帰りにやり、今日のチャンピオンなどを決めましょう。 じゃんけんは運なので誰でも前に立つことができます。チャンピオンになった人は前で代表者としてじゃんけんをし、次のチャンピオンを決める役目を果たしましょう。 前のチャンピオンから次のチャンピオンへの王冠の引き渡しなどをつくっても面白いかもしれません。
8 クイズ大会
希望者やクイズ係などがクイズをだしていきます。1週間の中に曜日を決めて実施していくのもよいでしょう。あるなしクイズも盛り上がるのでお勧めです。
9 3行作文
今日1日を振り返って感じたことや考えたことを作文にさせます。慣れるまでは時間がかかりますが、慣れてしまえば時間もかからず書くことができます。 1年間積み重ねることで書く力が培われていきます。
10 先生からの話
必ずよかったところを伝えていきましょう。学校から帰る最後の時間に、叱られてしまうと悪い印象で1日が終わってしまいます。どうしてもの場合を除いて、悪い話は避けるようにしましょう。やはり短く端的にがベストです。
11 レク
1日の終わりを楽しく締めくくるにはやはりこれが欠かせません。レク係や1週間で当番制にし、短い時間で遊べるレクを行っていきましょう。 絆が深まるだけでなく、学校や学級を好きになるきっかけを作り出すことができます。
帰りの会は1日を振りかえる大切な時間
帰りの会は一日を振り返り、明日へつなげる大切な時間です。
帰りの会で、学校楽しかったなという思いを振り返らせることは、次の日に学校に来たいなという気持ちにつなげることができます。
目の前の子どもたちの様子をみながら、自分たちの学級にあった帰りの会を作ってみてください。