定時に気持ちよく帰るためにできること
教員には、学級事務、校務分掌、部活動、会議、保護者対応など多くの仕事があります。そのため、日々の仕事に追われ、夜遅くまで仕事をしている人たちが多いと思います。
しかし、それでは家族との時間やプライベートの時間などを取ることをできません。
世間で教員の多忙化が叫ばれ、徐々に仕事が精選されている今だからこそ、定時に仕事が終われ、家に帰れるように工夫していくことが必要です。速く終わることは、充実した人生を送ることに必ずつながっていきます。
ただ、教員という仕事の内容が変わっていくのを待つのではなく、 自分自身でも働き方改革を行ったり、自分自身を磨いたりすることでが大切になってきます。また、考え方を変えることで
特に今回は、
〇心
〇人間関係
〇仕事の技術
の3つの点で考えていきたいと思います。
少しずつ、能力をあげることで定時に帰れるようにしていきましょう。
1 心
まずは、 定時に帰ろうとする気持ちを作ることがとても大事です。
よく周りの人が「定時に帰ることをよくない」という雰囲気が漂っている学校があります。
しかし、早く仕事を終わらせ、家で有意義な時間を作ることはとても大事なことなのです。そうしたことをいう人たちは自分ができなかったから、うらやましくていってしまうのです。 「定時に帰るのはいいこと」という自覚を持ちましょう。
自分では、なかなか定時に帰ることについて自信が持てない人は、 Twitterなどの SNS で同じ思いを抱えている教員や他の仕事をしている人たちを、フォローすることで安心感をもちましょう。
自分で〇時までに仕事を終わらせるという意思をもつことで、それまでにどんな仕事をどのペースでやっていけばよいか考えてテキパキ行動することができます。
決めないで働くとだらだら働いてしまい、結果帰る時間が遅くなってしまいます。
さらに、 心の安定をはかることは、良質な学級経営につながり、効果的に指導や事務を行っていくことにつながっていきます。
余分なことにかける時間が減るため、やるべきことにすぐ取り組め、効率よく仕事を行うことができます。
2 人間関係
仕事を行っていく上で、人間関係はとても大切です。
良い人間関係を築けていれば困った時に誰かに助けてもらうことができます。
しかし、人間関係が築けておらず、孤立してしまっている場合には、陰口を叩かれたり助けてもらえなかったりと損することばかりが多くなってしまいます。
では、人間関係を良好に保ったまま早く帰るためにはどうしたらよいのでしょうか。
そのためには、 帰ることには理由があるということを周りの教員に示しましょう。
例えば、結婚したばかりであれば「早く帰ってこないと妻に怒られる」
子どもができたばかりでは、「子供の世話や家事の手伝いなどすることがある」、
そういった、家に帰ってもすべきことがある。しなければならないことがあるんだよ。と周りの人達に伝えることがとても大切です。
「あーあの人も頑張っているんだな」と周りの人に伝えることができ、 速く帰ることを理解してもらえます。
人は自分より楽で稼いでる人などを羨ましく思うものです。
なので、そうした指導を受けないように、家でも苦労してるんだよという様子を伝えておきましょう。
また、最近では情報の管理が厳正にされています。
そのため、自分のパソコンやタブレットなどをなかなか学校で使う機会がありません。
そこで wi-fi 環境下の中で自分のマックなどのパソコンを使いたい。
そう伝えることによって、家に帰っても仕事をしているということがわかってもらえると思います。
一週間全て早く帰る必要のない人は、何曜日と何曜日はトレーニング習慣、習い事がある。歯医者に行かなければならない。など 理由を適当に決めておくことで、より早く帰ることができます。
仕事に追われるだけの人生は面白みがなくなってしまいます。
本当に充実した生活を送るためにも、早く帰れることをみんなが認めてくれる状況を作っておきましょう
そして、何か困ったことがあったときには助けてもらえる状況を作っておき、仕事を手伝ってもらうことで早く帰れる工夫をしておきましょう。
3 スキル
早く帰るためには、仕事のスキルを上げることもとても重要です。
宿題の確認、丸つけ、テストの採点、掲示物の掲示、子供の作品の掲示、校務分掌の作成、部活動書類の作成、保護者対応、授業準備、成績処理などたくさんの仕事が教員にはあります。
これらの仕事を効率よく行うことで、早く家帰ることができます。
一つの仕事に対して5分短縮することができれば、1日30分~1時間程度早くかえることができます。
以下に仕事を効率化を図るための仕事術をまとめておきましたので是非ご覧ください。
仕事の技術を高め、定時帰宅を目指していきましょう。
ホワイトな教員生活を
徐々に早く帰ることが教員の世界でも良いこととされてきてるのは間違いがないと思います。しかし、まだまだそれを認めてくれていない人もたくさんいることも事実です。
我々も通った道だから、若い時は経験になる、こういった言葉をとても大事なことです。
しかし、 古きものを全てよしとするのではなく、古きものの中で良いものは今の時代に引き継ぎ、そして変えていかなければならないものは、改良を重ね、誰もが働きやすい職場を作っていくことが大切なんではないでしょうか。
今、教員を目指す人が減ってきています。
ブラックと呼ばれる教員になるのではなく、ホワイトと呼ばれる誰もが目指したくなる教員をの道を歩んでいきましょう。
そして、家族や自分の時間をもち、充実した生活をおくっていきましょう。