教員で教員1年目ですごいなできるなと思われる人
働き始めて1年目。初任者にとって1年目は右も左もわからず、困ることが多いと思います。
そんな中、教員1年目でも、周りの先生から尊敬され、すごいなと認めてもらえる人がいるのは言うまでもありません。
誰もがそんな先生になれる訳ではなく、一握りの先生ができる人として評価されていきます。
できる先生とできない先生には必ず違いがあり、できる先生には共通の力が備わっています。
では、どういった人が周りの人から認められていくのでしょうか。
1 授業ができる
教員として一番資質が問われるのは、授業です。
授業の中で、学級の子たちが学び合い、積極的に取り組む姿勢が表れていると周りの先生が認めてくれる可能性は高くなります。
1年目にして、 教材や教具、発問などを工夫し、子どもたちに上手く働きかけることで、学びを深めることができていれば、とても驚き、尊敬してくれることでしょう。
特に大事なのは、子どもたちに投げかける発問や言葉だと思います。
教材や教具は知っているかがポイントになってきますが、発問や言葉がけは付け焼刃ではできません。
熟練であればあるほど、子どもたちに考えさせ、活動させるための発問の仕方を考えています。
子どもたちの意欲を伸ばし、深く考えさせられるような問いかけをすることができていたのなら、尊敬されることは間違いないです。
2 ICT 機器がよく使える
学校で働いている先生方の多くは、いまだに ICT 機器を使いこなせてはいません。
年配の方であればあるほど、ICT機器を上手く活用することができず、困っているのが現状です。
まだまだ、一太郎などのアプリを使っている方もいらっしゃるので、ICT機器が使える先生はそういった先生にとって頼みの綱です。
そのため、Excel や Word、PowerPoint など基本的なソフトが使いこなせるだけで、尊敬のまなざしでみてもらうことができるでしょう。
特に、 Excel ではマクロや VBA といった機能まで使いこなすことができれば、必ずもてはやされるでしょう。
Wordでは差し込み印刷が上手に使えると良いと思います。
また、学校の教室では、教材提示装置、 wi-fi による画面投影、プロジェクターの使用など多くの ICT 機器を使っています。
下の記事でも紹介していますが、自分でもっているICT機器を学校の現場に導入し、活用している姿をみると驚かされます。
ICT 機器に戸惑うことなく、スムーズに使いこなせている様子があるとこの人できるなと感心してもらえるでしょう。
3 問題が起こった時の対応が上手い
若かったとしても、何か問題が起こった時にスムーズに対応ができていると尊敬されます。
学校で過ごしていれば、なにか問題が起こることが当然あります。
子どもが問題行動を起こしてしまった時に、上手く立ち回ることができるかが勝負の別れ道になります。
まずは、必ず両者の意見を聞き、どうしてそうなったのかを聞くことを大切にしましょう。
怒るのではなく、話を聞いてあげる姿勢を見せていることがとても大切です。
それぞれの子どもがどんな思いだったのか聞いてあげることが、問題解決の第一歩です。
また、叱る際にも、その子自身や性格を怒るのではなくて、トラブルとなってしまった行動に焦点を当てていき、どう行動するべきだったのか一緒に考えていくことが大切でしょう。
とにかく、 子どもたちの未来や成長を考えて、指導していったり、導いていったりする指導が重要です。
さらに、何か問題が起こった時に自分だけで抱え込むのではなく、同じ学年団の先生や上の先生方にきちんと報連相をすることができていれば、若いのにやるなと思う先生が多いのではないでしょうか
4 整理整頓がきちんとできる
当たり前のことかもしれませんが整理整頓ができていない先生は信頼されず、整理整頓ができている先生は信頼される可能性が高いです。
机上が常に整頓された状態だと、物を探す時にも時間がかからないため、他の先生の時間を無駄にとることがなくなります。
また、物を探す時間がかからないため、その時間を他の仕事に当てることができます。
日々仕事をする場が整っていると、心も整っており、様々なことを計画的に進めていくことができます。
職員室の机の上だけでなく、教室の机の上が片付いていることも非常に大切です。
学級がきちんと整えられ、子どもたちの学びの様子がとても分かりやすく掲示されている教室では、子どもたちが安心して過ごすことができます。
当たり前のことがきちんと指導されており、学びが保証されています。
一方、先生の机やロッカーの上が汚い教室は子どもたちのものがなくなりやすく、当たり前のことが指導できていない可能性が高いです。
なにかものが落ちていても気づかない子どもが増えてくるので、学級が荒れやすくなってきます。
そういった節々で見られるその人の周りの環境がきちんと整えられていると人としてしっかりしてるなと感じます
育て方が上手い
子ども一人一人に対する指導の仕方がうまいと、自分より年下でも尊敬されます。
子どもの努力に対して適切な褒め言葉を与えることで、努力や成長を認める姿が見られると感心させられます。
また、これから先期待していることが伝わる指導の仕方だと子供たちが伸びていくのがわかります。
子どもたち自身が、自主的に行動できるよう、気づかないところで先生が動いたり、上手に言葉がけをしたりしているとすごいなと思います。
子どものき方指導の仕方を工夫することで、子どもたちの自己肯定感や自主性を育て未来に羽ばたく力を養っていきましょう。
お金の管理がしっかりしている
若くてもきちんと金融知識を身につけ、自分の資産を適切に管理している姿を見ると感心させられます。
特に、 最近の確定拠出年金、つみたて NISA、 医療費控除、社会保険制度などといった金融知識に関して高い意識を持っていることが大切です。
昔は知識がなくても資産を築くことができました。
しかし、現在資産を築くためには、金融知識を持つことが大変重要になってきます。
教員は特に、金融知識が低いといわれているので、自分自身で勉強し上手に資産運用していきましょう。
運動がとくい・運動が好き
できる教員は、仕事だけでなく運動もできる教員が多いです。
子どもたちと外に駆け出している姿を見るとこちらまで元気な気持ちになってしまいます。
また、若いうちしか体は動きません。
年をとると、体を動かしたくても動かすことができません。
時間があるときは、子どもたちと鬼ごっこや縄跳びなど子どもたちと共に遊び回り、
体を動かしておきましょう。
さらに、走るのが早かったり球技が上手かったりと、運動技能が高ければ、子どもたちからも信頼が高くなるでしょう。
できる教員になるかどうかは自分次第
誰しもが急にできる教師となるわけではありません。
できる教師になる人は、自分のできること、足りていないところをしっかりと見つめていくことができます。
一歩ずつ自分を磨いていき、自分の能力を上げていきましょう。
そして、 できるだけ早く自己研鑽をはじめ、少しでもできる教員に近づいていきましょう。