プログラミングを通して子どもたちに成長を
これから先の時代、 ICT機器を使いこなし、自分の考えや思いに合わせて、多くのものを創作したり、計画的に行動したりしていくことがが大切になってきます。
そんな力を養ってくために、プログラミング学習は大きな役割をになっています。
良い学習ツールがあることで、 子どもたちの論理的思考力を高めたり、学習の理解を高めたりすることができます。
今回は、多くの先生方から聞いたプログラミング教材について紹介していきたいと思います。
1 スクラッチ「Scratch」
無料のプログラミングツールとして有名な「Scratch」。
アメリカのMITメディアラボで作られ、導入の手軽さや親しみやすさから日本でも多くの学校が導入していることかと思います。
ここでは、 思った通りにキャラクターを動かすために、プログラムを構築していきます。キャラクターだけではなく、背景などにも指示を与えることができます。
取り組みやすいようプログラムがパズルのような形であらわされており、それを組み合わせることで指示を出していきます。
技能が高まってくると、シューティングゲームなどもつくることができます。
低学年には少し難しいと思いますが、高学年にはお勧めのプログラミング言語になっています。
2 スクラッチジュニア「ScratchJr」
スクラッチジュニアは先ほど出てきた スクラッチの初心者向けに作られたアプリ。
より簡易的な指示を出してキャラクターを動かしていきます。
プログラミングの仕組みを学ぶための 超入門のアプリケーションといえるでしょう。
言葉ではなく絵や図で指示があらわされているので低学年にお勧めのプログラミングツールといえるでしょう。
3 ビスケット「viscuit」
より視覚的に学ぶことができるプログラミング言語です。
自分の描いた絵などを使用でき、 文字などは一切いらないため、感覚的に使用することができるので年齢が小さい子たちにお勧めです。
メガネという仕組みを使って、単純名ものから複雑なものを作り出すことができます。
4 Code
子どもたちが大好きな「マインクラフト」「アナと雪の女王」などを通してプログラミングの知識を学んでいくことができます。
多くの種類のゲームが用意されており、楽しく学みながら学んでいくことができます。
また、 難易度も自分のレベルに合わせて選択することができるのでとても取り組みやすいです。。
5 プログル
授業に組み込みやすいように作られた「プログル」
学校の先生の意見を聞いて作られているため、授業にすぐ導入できることがメリットです。
プログラミングを通して、理科や算数の学習を進めることができ、子どもたちの学びを深めることができます。
6 小学生から始めるプログラミングクエスト
ドラゴンクエストのような感じで、 一つ一つの課題を進めていき、その中でプログラミングに必要な知識を学んでいくことができます。
完成したゲームを体験した後に、そのプログラムを組んでいくので見通しをもって進めることができます。
また、 解説動画やクイズなどを通して理解を深め、スモールステップで学習を進めていくことができるのは良い点です。
プログラムはスクラッチ上で組むことになるので、スクラッチにわかりやすい解説がついていると考えると良いでしょう。
7 プログラミングゼミ
小学1~3年生向けに作られているため、とてもわかりやすくつくられています。
キャラクターたちを指示が書かれたブロックを使って動かしていきます。
スクラッチのより簡易版ととらえると良いかもしれません。
また、「プログラミングゼミ」は、 子どもの使用感などを学校の先生に聞き、その意見を反映して作られているためより学校にあったアプリケーションといえるでしょう。
これから先プログラミング学習は
近年始まったプログラミング学習。
今はまだ使いこなす子どもが少ないですが、これから先必須の学習であるのは間違いありません。
目の前の子どもたちの様子や、なにを学ばせ、どんなことを身につけさせたいかしっかり考え、プログラミングの学習教材を使っていきましょう。