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若手教員学びの場

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6年生の奉仕活動:実りある活動にするためのステップ

6年生の奉仕活動

6年生の担任になると、3学期の終わりに子どもたちに奉仕活動をさせることになると思います。 卒業する子どもたちにとって奉仕活動は、とても大事な活動です。

無駄な時間にならないようしっかりと指導して、奉仕活動に臨ませましょう。

まずはなぜ奉仕活動をするのかを大切に

奉仕活動といってもただ掃除などをさせるだけでは意味がありません。

卒業するにあたって 今まで過ごしてきたこの学校に対する感謝の気持ちをもって

一つ一つの場所を掃除していくよう伝えましょう。

そして、 これから過ごすであろう後輩たちが、気持ちよく学校生活をおくれるように願いを込めて掃除することが大切であることを伝えていきましょう。

これらのことを伝えるだけで、長い掃除の時間への心の向け方が変わってくるはずです。

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掃除の準備

① 日付を決める

奉仕活動は一人ではできません。そのため、多くの先生方の力を借りることになると思います。 他の先生方の力を借りることができる日、他の授業の迷惑にならない日を選定していきましょう。日付については年間予定で予め決まっている場合もあるので、まずは予定を確認してみてください。

 

② 掃除の場所の割り振り

日付が決まったら次は掃除の場所の割り振りです。

1学年で動くことになるので、1か所にあまりにも人数が多いと、やることがなくなってしまい、遊んでしまうことにつながってしまいます。適切な計画を立てることが子どもたちが一生懸命やることにつながるのです。

下記に掃除場所の例は示しましたが、他の先生方にも掃除してほしい場所はないか聞いておくと良いでしょう。また、校内だけでなく校外を清掃することもできるので、公園や通学路を綺麗にすると地域の住民からも喜ばれるでしょう。

適切な人数を配置し、掃除場所を分担していくことで、誰もが進んで働ける環境を整えておきましょう。

 

掃除の場所の分担 

 〇体育館の倉庫

 〇外の器具庫

 〇体育館周り

 〇特別教室のワックスがけ

 〇外の草抜き

 〇運動場のトンボがけ

 〇校内のごみや落ち葉拾い

 〇遊具の水拭き

 〇楽器の清掃

 

③ 掃除道具の準備

多くの子どもたちが一斉に掃除をするため、予めたくさんの掃除道具を用意しておかなければなりません。

箒やモップ、雑巾など予め必要な道具の数を想定しておき、美化の先生にお願いをして道具を借りるようにしておきましょう。

その際、 前日などに美化委員に道具を準備させると教員の手間が省けます

準備を怠らず、きちんと行っておくことで当日スムーズに動けるようにしてきましょう。

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掃除の振り返り

掃除が終わったら、子どもたちを集め、掃除をし終わった感想を聞いてみましょう。

そして、最後には 頑張った子どもたちに感謝の気持ちを伝え、その努力をねぎらうようにしましょう。

 

 

入念な準備を行い、奉仕活動を充実したものに

奉仕活動は普段の掃除とは違い、長い時間掃除に携わることになります。

そのため、 なぜ掃除をするのかをきちんと明確にし掃除をさせていきましょう

そして、準備をしっかり行い、子どもたちが一生懸命働ける環境をつくっておきましょう。