GW明けは魔の6月に備える大事な期間
怒涛の4月が終わり、待ちわびたGWになりましたね。
ほっと一息ついたのもつかの間、またGWが開けたら忙しい毎日が始まります。
GW明けは、子どもたちの本当の姿が見え始める大事な期間です。
そのため、4月の学級開きに行った学級でのルールに基づいてしっかりと学級経営を行っていく必要があります。
落ち着いて第2の学級開きを行えるよう、教師は準備をしていく必要があります。
そこで、 学級崩壊につながる子どもたちの兆候を見ていき、予め種をつぶしておくことで、学級をよい方向に導けるようにしていきましょう。
1 宿題などの提出物がでているか
最初は新しい先生にいい格好を見せようと頑張っていた児童も、
GW明けにはその気持ちも少し薄れ、 宿題などの提出率が悪くなってきます。
そこで、 宿題などの提出物が期限通りきちんと出せているかを見ることで、
今自分の学級がどのような状態なのか把握することができます。
提出状況が悪い児童が溢れてくると、きちんとやれている子どもたちが損することにつながっていきます。
頑張っている児童も頑張らなくていいやと思うような学級になっていってしまいます。
そんな風にならないよう、 提出状況が悪くなっている児童には声をかけたり、様子をみたりしていきましょう。
また、必要であれば学級全体に声掛けをすることで、もう一度気持ちを引き締め学校生活をおくらせることができます。
2 ルールを守らない児童が増える
4月に決めた学級でのルール。学級が始まった後は子どもたちも意識が高くしっかりと守れていたと思います。
しかし、学級にも慣れ、長い休みが明けた後だと、どうしても気持ちが薄れてしまうものでしょう。
全ての子どもたちが気持ちを保っていられたらそれはロボットに違いありません。
そのため、 ルールを忘れてしまったり、これくらいならいいかとルールを破ってしまったりする児童がでてくるのは当然のことです。
そこで、 どう対応するかでその先生の価値が問われると思います。
もともと、子どもたちがそうなってしまうとわかっていれば、焦って怒ってしまうこともなくなるでしょう。
ルールを破ってしまった児童が出てしまった際には、チャンスと捉え、その子どもとどうすると良かったか話し合ったり、学級でもう一度ルールについて考えていったりしましょう。
3 友達に対する態度が乱暴な児童が増える
学級が始まった4月はどんなやんちゃな児童も周りの様子を伺うため、まだ自分をだそうとしていません。
しかし、 学級にも慣れ始めた5月から子どもたちの様子が変化していきます。
慣れてきた子どもたちは自分の思いや考えをより伝えるようになってきます。
それが強くなってくると、自分の思った通りにいかなかったときに、友達に対して乱暴な口調で言ってしまうことが増えてきます。
ひどい場合は手が出てしまうなど暴力で解決しようとする児童も出てきます。
そういった兆候があらわれたらしっかりと指導していきましょう。
特に、 友達の心や体を傷つけるような行為については厳しく指導していく必要があります。
そして、 その児童が間違った行動をとらないようにどう解決していくと良かったか一緒に考えていくことが大切になってきます。
指導して終わるのではなく、その子どもの心に寄り添い、一緒に考えていきましょう。
学級崩壊は少しのほころびから
学級崩壊は小さなことから始まっていきます。
そこで、その 小さなほころびを見逃さずに、子ども一人ひとりや学級と向き合っていくことが大切になっていきます。
子どもや学級の変化をしっかりと見極め、必要な対策を行っていきましょう。