懇談会を制し、保護者との信頼関係を築く
学校で気持ちよく仕事をしていくには、保護者の信頼がとても重要になってきます。 保護者との信頼を築けば、少しの失敗でも理解してくれることが多く、指導を温かく見守ってくれます。また、子どもたちの健やかな成長には、保護者の支援がとても大切です。なので、保護者との関係性に影響を与える懇談会での信頼関係の築き方についてみていきましょう。
1 花を置く
入り口には花を置き、家の玄関と同じように迎えましょう。まずは、 心を開きやすい環境づくりがとても大事です。花をおくことで、保護者のお出迎えを気持ちよくすることができます。
2 タブレットを教室の外に置く
タブレットを教室の外に置き、これまでのスライドショーを流すと子どもの学校での生活を、保護者に伝えれて効果的です。
普段どのように過ごしているか、学校では友達はいるのか保護者としては気になります。
そこで、日頃の様子を掲示することで、保護者の安心感を獲得していきましょう。
タブレットが苦手があれば、日頃の様子を写真で納め、印刷して掲示しておくと良いです。
3 図工・書写の掲示物を配置する
上手くなくても一生懸命やっていたことを伝えれば、きっと喜んでいただけます。
図工の作品は、あらかじめ工夫していたところを書かせておけば、保護者に対して「ここを工夫したと教えてくれました。」と伝えることもできます。
4 ノート・意見をとっておく
良い意見だったものや、良いノートを印刷して残しておき、直接みせると効果があります。
保護者としてはそこまでみてくれているんだと安心した気持ちになること間違いなしです。
日頃から良いものは取りためておき、懇談会の時に使えるようにしておきましょう。
5 感謝の意を伝える
まずは、しゃべり始める前に忘れてはいけない感謝。
保護者は、なんだかんだいって忙しい中、わざわざ来てくれています。
「本日はお忙しい中ご足労いただきありがとうございます。」や「忙しい中、足を運んでいただきありがとうございます。」など労う言葉とともに、
日頃温かく見守ってくれている感謝を伝える言葉をのべると良いでしょう。
6 学校生活に対して気になるところや聞きたいところを尋ねる
自分から喋りだすのではなく、相手が気になっていることを引き出すのが先決です。
何かあればそれを中心に話を進め、何もなければ全体的に話すようにしましょう。
あとから、気になる点を聞いてしまうと時間が伸びてしまい他の保護者の方に迷惑が掛かってしまいます。
また、余裕があれば家での様子も聞いておくと良いかもしれません。
7 学校での様子を伝える
友達との様子、学習の様子、係や委員会での様子をつたえていきます。 友達⇒学習⇒係・委員会といった順番に進めていくとやりやすいかなと思います。
話の所々で家での様子をうかがっても良いかもしれません。
また、部活動に入っている子どもの保護者には、部活動での様子を伝えとくと良いでしょう。
絶対に守らなきゃいけないポイントは、 「99%褒め、1%成長の可能性を伝える」です。
普段1番見ているおうちの人が誰よりも本人の成長できると良いところを知っています。
なので、改善するとさらに成長がのぞめる点は多くても1点にしぼりましょう。
1点です。
「2学期はこんなことを目標にしていこうと本人と話しています。」といったように伝え方を工夫することで、嫌みなく伝えていけると思います。
良いことはどれだけ伝えられても嫌ではないはずなので、できる限り具体的に伝えてあげれるといいですね。
休みに入る場合は休みでの過ごし方を話しておいても良いかもしれません。
8 最後に聞き忘れがないか確認し、もう一度感謝の意を伝える
学校での様子を伝えたら、こちらに確認しておくことはないか再度確認し、最後にもう一度日頃の支援を感謝しましょう。また、これからの成長が楽しみなことも伝えると良いですね。
懇談会は保護者との信頼関係を築くための大切な時間
懇談会は保護者との信頼関係を築くための大切な時間です。
信頼関係を上手く築いていくことで、子どもたちの指導もしやすくなります。
あらかじめ、懇談会をどう進めると良いか自分の中で考えておき、良い時間となるようにしていきましょう。
保護者との信頼関係を築くことは、教師にとってとても大事なことです。
信頼関係を築いていくために意識すると良いことについてまとめましたので参考にしてください。
また、 懇談会のほかにも授業参観も保護者の心を掴むための大事な時間となってきます。
気を付けるべきポイントを押さえ、素敵な授業参観にしていきましょう。