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若手教員学びの場

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モジュール学習の導入アイデア コロナ下でも効果的に行える10個の実践例

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モジュール学習とは?

教育課程が変わり、学習内容の増加したことによって、モジュール学習を取り入れた学校も多いのではないでしょうか。

 

 

ここでいう 「モジュール学習」とは、10分~15分程度の短い時間で行う学習形態のことを指します。

 

 

モジュールとは工業製品などで「部品」などの意味を表しているため、45分間の授業の一部分としてモジュール学習という名前がついたのではないでしょうか。

 

 

もともと朝読書や朝学という形でやられていた学校もあったと思います。

 

しかし、授業の単位としては考えられていませんでした。

 

それを、外国語や道徳など新たな教科の増加によって、授業数があまりにも足りないので、モジュール学習を3回することで1回分の授業としようとしているわけです。

 

では、そのモジュールでどのような学習をすると子どもたちの学びを確保でき、授業を効率的に進めていけるのでしょうか?

 

 

 

1ドリル学習

漢字ドリルや計算ドリルなど学年で選んで注文しているものがあると思います。

そういった教材を進めていく時間にしていく方法です。

漢字はやり方さえ身に着けてしまえば、どんどん進めていくことができます。

学年に応じて、書き順、とめ・はね・はらいなどのポイント、読み方、熟語などどこまで教師が教えるか工夫していくことが大切になってきます。

 

計算ドリルは前日の学習の復習として1ページやらせると、効果的に復習を行うことができます。わからない子どもは個別に支援もできるので、子どもたちにとってもメリットが大きいでしょう。

 

2 百マス計算

学年におうじて、たし算、ひき算、割り算、かけ算のレベルを上げていきます。小数や分数をいれることによって難易度の調整をすることもできます。

また、タイム測定をすることで、 正確性だけでなく、速く解く力ものばしていくことができます。 

3 国語 詩・俳句・短歌の作成

 詩や俳句の作り方がわかっている状態で行うと、自然と書くことができると思います。授業では1時間使ってしまうと思いますが、指導の時間を減らしても慣れてこれば、意外と子どもたちはかけてしまうものです。

あらかじめ画用紙をきっておき、書いてもらったらそのまま張れるようにしておくと楽でしょう。

 

4 国語 作文の作成

 行事ごとの前や後、学期の始まりや終わりの際に作文を書かせます。短い作文でも書く力があがるので、時々入れてあげるのがお勧めです。思考を表現するためには語彙力をつける必要があるので、こうした積み重ねを続けていき、 書く力、表現する力を育てていきましょう。

5 図工 作品鑑賞

 児童の作品を机の上に置き、展覧会のようにまわっていきます。あらかじめポイントになる視点をいくつか与えておき、よくできていると思う作品をみつけさせます。三人程度見つけれるようプリントをつくると良いでしょう。

1時間だと少し長いですが、モジュールの時間だと適当な時間で行えます。 

6 算数 前時の復習プリント

 残り5分で答え合わせを行います。話しても良い環境であれば、 わからないところを子ども同士で教えあっても良いとしておくと、答え合わせまでに自分たちで問題の答えまでたどり着こうとする姿が見られます

 

7 社会の復習

 黒板に先にすべての内容について書いておきます。そして、前回の授業の復習をした後に自作もしくは市販の小テストを行います。記憶の定着がはかれるのでとても効果的です。どの教科についてもこうした内容で行えるのでお勧めです。

 

8 動画をみる

 今YouTubeなど動画投稿サイトでは多くの動画が配信されています、その中で使えそうなものを選んで置き、その時間に流します。文字だけで覚えるのではなく、 映像として理解を深めることで、知識の定着を図っていきます。

 

9 体育の技能ポイントやルールの確認

 その日の体育でやる単元についてポイントをおさらいしたり、新しい競技のルールの説明をしたりします。教科書に詳しく書いてあるので見ながら確認するのがお勧めです。

10 フラッシュカード

 社会や英語などのフラッシュカードを作成し、たくさんの問題に触れさせます。 反復練習を行うことで、頭に知識を刷り込ませることができます。

 

まだまだたくさんの実践があると思いますが、とりあえずこの10個をあげてみました。モジュールの時間をいかに効率よくやるかがポイントとなってきます。そのために、準備を入念にし、短い間でも子どもたちの力を伸ばしていきましょう。

 

モジュール学習は積み重ねが大切

モジュール学習の時間に、学習を積み重ねることで、力を大きく伸ばしていくことができます。

そのためには、 教師が予めどのようなことを学ばせ、どのようなことを成長させたいかを明確にしておくことが大切です。

学級や学年、目の前の子どもたちの実態に合わせ、実践を考え、効果的に指導を行っていきましょう。