子どもの心を掴む学級レク
教員にとって子どもたちの心を掴むことは、学級経営を行っていくうえでとても大切になってきます。わかりやすい授業を行うことも重要ですが、それだけでなくブレイクタイムである学級レクを適宜入れていくことが子どもたちの信頼を掴みます。現在コロナがはやっており、密にならないで行うことができる学級レクについて紹介していきます。
1 20秒でつなげ、わくわくアート
4−6人程度のグループで行います。
回答者を一人決め、それ以外の人で順番を決めます。
順番が決まったら回答者は目を閉じ、それ以外の人は、書き上げる絵のお題をみます。
その後、先ほど決めた順番に20秒毎に絵を書いていきます。
一度書いた絵は消してはいけません。
絵が完成したら最後に回答者が目を開けます。
回答者は絵の横に答えを書き、代表者としてフリップを掲げます。
最後にみんなで大きな声で答えを言います。
回答者は書いてる途中に目を開けていいというルールでやると難易度を少し下げることができます。
また、学年に応じて書く制限時間を変えてあげることで、技能に応じたルールを設定することができます。
2 私は誰でしょう?
このゲームは、4月当初に行うと学級の仲が深まり一人一人の興味関心を深くすることができます。
まずはじめに学級の子供達に自己紹介カードを書かせます。
その後、一週間程度全員文を教室の後ろに掲示しておきます。
一週間経った後に、「私は誰でしょうゲーム」を行います。
ルールとしては教師がある特定の人物の自己紹介カードを読みます。
好きな食べ物や好きな遊び、好きな言葉などをみんなに載っている情報を伝えていきます。
そして、子どもたちは回答がわかったら手を上げ、その趣味や特徴を持った人物を当てます。
このゲームをすると、今まで気づかなかった学級の友達の特徴に目がいくようになります。掲示したまま毎日行うと答えをあてるために、一人一人の特徴についてよく見るようになるかもしれません。そして、一人一人の良いとこを知ることで共通の趣味や共通の話題に気づき、新しい友達関係を築くことができます。知ることから人間関係ははじまっていきます。
このゲームは、たくさんの子の良いところを伝えることができるので、新学期の最初にとてもおススメです。
また、レベルアップとして先生たちにあらかじめ自己紹介カードを書いてもらっておき、先生バージョンでゲームを行っても面白いかもしれません。
3 時間を止めて!変わったのはどこ?
必要なもの布
4人から6人ほどの代表者に決めます。
代表者は前に来て、各々にポーズをとってもらいます。
代表者以外は回答者となり、10秒程度でそれぞれのポーズや服装覚えてもらいます。
そして、10秒たったら代表者たちの様子を布で隠します
布がない場合は目をつぶるなどで代用すると良いでしょう。
回答者たちが見ていない間に代表者たちはポーズを変えたり服装を変えたりします。
その後、回答者たちに目を開けてもらいます。回答者には、目を開ける前と変わった点について探し答えてもらいます。変化した点について増やせば増やすほど難易度は難しくなります。また、人数を増やすことによっても問題として難しくなります。