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若手教員学びの場

~幸せになるための働き方や考え方を学ぶサイト~

教員になって1年目の初任者がつまずきやすいこと 

初任者は多くの困難が待ち受けている

教師として働き始める1年目。初任者だから担任は任されないというわけではなく、初任者であっても4月から担任として活動しなければなりません。

そのため、なにも知らないところから急に補助なしで、担任として学級を一つにまとめなければならず、多くの悩みを抱えている人がいます。

最近では、離職する教員も増えており、 1年目をどう過ごすかはその後の教員生活に大きく関わっていると感じます。

そのため、あらかじめどんなことで躓きやすいかを知っておくことで、同じ状況になったときに対応することができます。

では、初任者はどのようなことにつまずくことが多いのでしょうか。

 

1 子どもとの人間関係

学校で多くの時間を共に過ごす子どもたち。

学級の子であれば1年間のほとんどの時間を一緒に過ごすことになります。

そのため、子どもたちとの人間関係は働く上で非常に重要になってきます。

良い関係を築くことができれば、良い1年を過ごすことができ

あまりいい関係を築けなければ大変な1年を過ごすことになります。

特に、最初の3日間が重要だと言われていますが、 ルールづくり、関係づくりを考えると私は最初の一ヶ月重要だと考えます。

ここで、子どもたちの心を掴み、信頼関係を築いておけば、その後の11か月がとても良いものとなっていきます。

こちらから心を開き、子どもたちと積極的に関わっることで信頼関係を築いていきましょう。

 

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2 授業の仕方

教員になると、初任者だとしても基本的に最初から学級の担任をまかされます。

そのため、授業準備の仕方や授業の行い方などなにも学んでない状態でいきなり子どもたちの前に立たされることになります。

授業の引き出しが少ないまま、毎日子どもたちの前にたって授業を行わなければならず、どう授業したらよいかわからない方も多いのではないでしょうか。  

授業は運動や勉強と一緒で努力しなければ上手くなることは決してありません

多くの先生方はたくさんの経験を通して、自分にあった授業の方法を身に着けて

周りに手とり足取り教えてくれる先生はいないため自分で学ぶ必要があります。

授業を見に行ったり、授業を見てもらったりして研鑽に励んでいきましょう。 

人の授業を見るのが苦手だという人は、 自分の授業の様子を動画に撮ったり、録音したりする方法もあるので、お勧めです。

ただ、働き始めて1年目は慌ただしく、そんな余裕もないという方もいるとは思います

そんなときは YouTubeで知識を増やしたり、本を読んで授業構想を考えたりするとよいでしょう。人のアイデアを学びにまねて、楽するのも大事なことの一つです。

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3 職場での人間関係

職場での人間関係は、働くうえでとても大切です。

良い関係を築くことができれば、困ったときに助けてもらう時ができます。

多くの人とかかわりをもつと、様々な話ができるため、気持ちよく働くことができます。

それに加え、自分のことを認め、大切にしてくれる人がいた場合は、モチベーションが高まり、新たなことにも挑戦してみようという気持ちが芽生えてきます。

働きやすい人間関係を築いていくことで、日々の仕事に対する気持ちが前向きでいられるでしょう。

 

しかし、上手く関係を築くことができないと、つらいことがあったときに一人で抱え込んでしまうことになります。

それだけでなく、自分のすることなすことに対して、毎回否定されることになり、嫌な思いをしながら働くことになってしまいます。

もちろん、職場には、人の悪いところばかり見つけ、悪口ばかり言っている人もいますので、そういった人と無理に仲良くなる必要はありません。

ただ、働くうえでの良い関係は誰に対しても作っておきたいですよね。

そのために、 報連相をきちんとすること、誰かに頼り感謝する力をもつこと、周りの先生の良いところを見つけ褒めることを意識すると職場での人間関係が少しづつ良い方向に進んでいくと思います。

人間関係も急に築くことはできません。日々の関わり方を考え、一歩一歩信頼関係を築いていくことが、良い人間関係を築くために大切だと思います。

 

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4 保護者との関係

学級の子どもたちだけでなくその先にいる保護者との関係も非常に重要となってきます

保護者からの理解が得られていれば少しの失敗でも温かく見守ってくれる一方、

保護者との関係が築けていないと些細なことでトラブルとなってしまいます

特に、子どもに何かあったときにには、素早い報告がないと保護者は不信感を抱くことになります。

信頼を築くのは時間がかかりますが、壊れるのは一瞬です。

どんなことがあってもすぐに保護者への情報伝達は行うようにしましょう。

また、子どもたちと上手く人間関係を築くことができれば、保護者も信頼を寄せてくれるようになります。

上手に保護者と信頼関係を築き、教師と保護者が協力して子どもの成長を支えていける環境をつくっていきましょう。

 

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初任者には伸びしろしかない

初任者はいきなり担任として、働かなければならず、たくさんのことが初めての経験だと思います。

そのため、多くのことに躓くのが当然のことだと思います。失敗しない人がいることの方が驚きです。周りにいる先生方も必ず、あなたと同じ悩みや同じ失敗をして、今の姿があります。

つまずくことや失敗を恐れるのではなく、失敗をしたら今後にどう生かすか大切にしていきましょう。

たくさんの経験をすることで、一歩一歩素敵な教師に近づいていきます。子ども、保護者、同僚、自分の家族に日々感謝しながら生活をしていきましょう。

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