もうすぐ卒業式
卒業式と言えば、小学校や中学校の大きなイベントの一つであり、
楽しみにしている子どもや保護者も多いことかと思います。
しかし、昨年度から コロナが世界を襲ったことで、今までの通りの形で卒業式を行うことが難しくなっています。
現在コロナの感染者数は増え続け、第一波以上の被害が日本の至る所で現れています。
そのため、緊急要請が出されるなど、国や県からコロナへの対策要請が小学校に送られてきています。
コロナが収まらない中、卒業式をやるとなればコロナに対応した対策が必要となってきます。
では、一体どのような対策をしたら良いのでしょうか。
また、対策をした上で、子どもたちが思い出に残り、保護者の方に感動してもらうためにはどのようなアイデアがあるのでしょうか。
一緒に考えていきましょう。
〇 感染拡大を防ぐための手立て
コロナ禍で卒業式を行うのであれば、必ずコロナの対策を行わなければなりません。
コロナ感染症への対策として以下の対策が考えられます。
1 入場制限を設ける
2 手洗いやアルコールの消毒の徹底を行う
3 検温の実施
4 マスクの着用の確認
5 換気
6 時間の短縮
7 感覚を開けた座席の配置
1 入場制限を設ける
卒業式は1人の子どもに対して2人以上の保護者が見に来ることがよくあります。
そのため、全員が体育館に入ってしまうと、どうしても密の状態になってしまいます。
しかし、コロナが危惧される状態では、体育館にはいる人数を制限しましょう。
1人の子どもに対して、あらかじめ何人入れるか伝えておくことで、当日困ることがなくなります。
より 感染状況がひどい場合は、一人の子どもに対して一人の保護者、
感染が少し収まっている場合には、一人の子どもに対して二人の保護者が望ましいでしょう。
2 手洗いやアルコール消毒の徹底
手洗いはコロナウイルスに対して大きな効果を持つことがわかっています。
アルコールに関しても、コロナウイルスに対する効果が期待されているので、
子どもにも保護者にも手洗いとアルコールの徹底を呼び掛ける必要があります。
体育館入り口にアルコールを用意したり、体育館の扉にメッセージを残し呼びかけたりしましょう。
3 検温の実施
入り口では、非体温接触計を用意し、保護者の体温を測るようにしましょう。
お店などでも行われているやり方であり、子どもや保護者を守るために行うので、理解していただけるはずです。ただ、やるにあたっては あらかじめやることを保護者に伝えておき、入れない基準を明確にしておくとよいでしょう。
4 マスク着用の確認
マスクをつけることで、飛沫による感染に対して予防する効果があります。
そのため、 入場の際は必ずマスクの着用を義務づけさせましょう。
マスクをしていない人がきても大丈夫なように学校で予備のマスクを何十枚と用意しておきましょう。
5 換気
窓を開けて換気を行うことは、空気の入れ替えをスムーズにし、感染のリスクを抑えることができます。少し寒くなってしまうので、 あらかじめ暖房器具を用意しておくとよいでしょう。 保護者にも温かい格好できてもらえるように声掛けを行い、ひざ掛けなどをもってきても良いことをつたえましょう。
6 時間の短縮
できるだけ短い時間で式を行うことで、感染のリスクを抑えることができます。
PTAや来賓の挨拶は、子どもたちが出ていった後に保護者のみに喋ってもらったり、今回はなしにしてもらったりと工夫していきましょう。
また、歌なども曲数をおとしていきましょう。
本当に大切なのは子どもたちの命です。
話の内容は手紙などでも表してもらうことができます。
卒業式でやるべきことを厳選し、短い時間で質の高い卒業式が行えるようにしましょう。
7 感覚を開けた座席の配置
座席の配置を工夫することが、感染するリスクを少なくすることにつながります。
体育館の隅々まで使うことで、子どもや保護者一人一人の間隔をとることができます。
1家族2人の保護者を入れる場合は、2つセットにして設置していくことで多くの椅子を置いていくことができます。
卒業式は子どもにも保護者にも一生の思い出
小学校、中学校の卒業式はそれぞれ一生に一回しかありません。
保護者にとって立派に成長した姿がみられる卒業式は、忘れられない日になることは間違いありません。
そのため、コロナ禍の状況でもなんとか工夫してやれる方法を考えてあげたいですね。