株式投資による配当とは?
株式を購入すると配当をもらうことができます。
これは株を買ったことによりその企業のオーナーになることができるからです。
会社は、事業を行うためのお金を株を発行し、それを買ってもらうことで資金をつくっています。
そのため、株で集めた資金は会社のために投資され、利益が出た場合には、株主に還元されることが多いです。
安定した利益を見込める企業であれば、その分株主に配当金を還元してくれます。
成長途中の企業では、利益を会社のためにさらに投資することで、株価の上昇をもたらし、売却する際の利益を生み出してくれます。
しかし、仕事もある中、プロのトレーダーの様にPCの前に張り付いて、株価のチャートを見て、売却益を狙いにいくのは、とても大変な事です。
なので、日中仕事がある人にも行える高配当株投資に注目していきましょう。
高配当株式の特徴(メリット)
〇毎年ほぼ決まった配当金がはいる
株式を購入すると、毎年決まった額の配当が入ってきます。
中でも高配当の株式は利回りが3~5%程度のことが多いため、
100万円保有していれば、
1年で3~5万円の配当金がはいってくることになります。
月々に直すと、約3~5千円程度の不労所得が入ってくることになります。
AmazonプライムやNetflixなどの料金や格安スマホの代金などを払うことができるのでお得ですよね。
資産の大きさが増えれば、配当金の額も増えていくので、
500万円預けていれば
500万 × 0.03 = 15万円
1000万円預けていれば
1000万 × 0.03 = 30万
といったように資産の額に比例して配当金も増えていきます。
もっと資産があれば配当金だけで暮らしていくことも夢ではないでしょう。
〇成長企業ではなく、優良の大企業であることが多い
成長企業だと、株主から得たお金を、会社の発展のために設備などの増設に使うことが多いです。
そのため、基本的に会社の利益も未来のために使っているため、配当金は少ない、またはもらえることがないです。
成熟している企業は、ある程度成長しきってしまい、マーケットで大きなシェアを既にとっている会社などが多く、さらなる発展を期待し変わりに、安定した収入が入ってくることが見込めます。
そのため、安定して利益を生み出すことができるため、株主に還元する力が強いです。
〇株価暴落の危険性が低い
安定している業界、優良な財務状況、しっかりとした売り上げが確保されていれば、
株価が急に暴落する危険性は低くなります。
変化がめまぐるしいIT関係の銘柄を選んでしまうと、株価の変動(ボラティリティ)が高く、毎日株価を気にすることが多くなってしまいます。
しかし、 安定している企業であれば、株価の変動を気にすることなく、配当金を待つだけでよくなります。
万が一の場合に備えて、1年おきにその銘柄が大丈夫かどうか確認すると良いでしょう。
〇配当金で元本が回収できる
高配当株投資を行うと、よほどの変化がない限りは元本の回収が望めます。
特に、株価が低いときに購入で来ていた場合には比較的短い時間で元本を回収することができます。
毎年5%程度の配当金がもらえるのであれば、約20年程度
毎年3年程度の配当金でもらえるのであれば、約35年程度
で投資した資金を回収することができ、その後株の売却を考えれば、さらに利益を生み出すことができます。
高配当株のデメリット(リスク)
〇株価の上昇をあまり見込めない
配当の高い企業は、株主への還元を主として行っており、安定した企業が多いです。
そのため、大きな株価の上昇を見込めません。
億り人になりたいという人には向かない投資方法になります。
長期的な展望をもって資産を増やしたいという人にとって向いている方法といえるでしょう。
〇業績不振による配当が高い場合がある(減配の可能性)
配当利回りは、『配当利回り = 一株当たりの年間配当 ÷ 株価 × 100』
そのため、業績が低迷している企業も株価が下がるので、配当金が高くなる傾向にあります。
業績が悪いと、株価も下落していくため、配当金をもらってもむしろ損をしてしまう場合があるので気をつけなければなりません。また、配当減配になることもあり、業績不振の企業を買ってしまうと、最悪の場合倒産しかねません。
そういったことがないように、自分自身で個別の銘柄の分析をするか、誰かが丁寧に分析している情報をみる必要があります。
誰かの動画や分析をみる場合は、高配当銘柄で、チャート分析から購入するのはあまりお勧めしないので、企業の分析や業界の分析がしっかりできているものを見て購入を検討するのが良いと思います。
財務状況が優良な安定した企業を見つけ、ポートフォリオに組み込むことができれば、
資産を生み続けてくれる金のなる木を手に入れることができます。
〇配当金には課税がかかる
配当金は、不労所得とはいえ、あくまでも所得です。
そのため、勤労所得と同じように税金がかかってきてしまいます。
配当金だけを見るのではなく、配当金にかかる税金も考えて、購入を検討していく必要があります。
しかし、日本には積み立てNISAやNISA、ジュニアNISAという制度があります。
これらの制度を上手く使えば、配当金にかかる税金が免除になるので、これらのデメリットは消すこともできるでしょう。
自分の資産は自分で築く
教師は安定した給料がもらえる代わりに、大きな収入が見込めるわけではありません。
そのため、 将来の資産は自分で築く必要があります。
自分にあった投資の方法を探し、少しずつ資産を増やしていってください。