教員は資産運用をしたほうが良い?
教員は公務員のため、給料が安定しています。コロナのような未曾有の危機が日本を襲っても辞めさせられることもなく、安心して過ごせたと思います。
その一方で、給料は平均的な水準しかもらえず、お金に余裕があるわけではないので、裕福な暮らしをすることはできません。
また、日本は少子高齢化のため、老後の年金がよく問題になっており、将来に不安を覚える方も多いかと思います。
そこで、精一杯仕事を頑張って給料を上げたいと思う方もいると思いますが、給料は経験年数とともにあがっていく年功序列制のため、どんだけ頑張っても給料があがることはありません。
ならば、副業をおこなって収入を得たいと考えても、教師は基本的に副業はおこなってはいけません。
そのため、どうしたらいいか困ってしまうと思います。
家族や将来のためにできることはないか。
そこで提案したいのが資産運用です。
今持っている資産を上手く運用することで、徐々に資産を増やしていき、将来のための資産をつくっていきます。
適切な資産運用をすることで、リスクを最小限に抑え、子どもや家族のための資産を生み出すことができるのです。
では、資産運用の方法にはどういったものがあるのでしょうか。
ふるさと納税、iDeco、つみたてNISAなど様々な資産運用の仕方があるので自分に合った方法をみつけていきましょう。
1 ふるさと納税
教員だったら誰でもできるふるさと納税。
CMなどでもよくやっているため、もうやっているという方も多いのではないでしょうか。
ふるさと納税は、次年度に払う予定の所得税や住民税を使い、各自治体に寄付金を送り、返礼品をもらう仕組みです。
実質2000円を負担するだけで、2000円を超える返礼品がもらえるので、
とてもお得な制度だといえます。
普段は買うことがないような少し高い食材を返礼品としてもらうことができたり、
日用品を返礼品でもらうことができたりと、活用の仕方は人それぞれです。
2 iDeco(確定拠出型年金)
こちらも教員であれば、誰でもできます。
Individual Defined Contribution Plamの略でiDeco(個人型確定拠出年金)と呼ばれています。
節税メリットは強力なので、まだ活用していない人は活用することをお勧めします。
最近は、少子高齢化が進み、将来もらえる年金が徐々に少なくなってきています。
そんな中、 毎月一定の額を積み立てることで、自分で年金をつくっていくシステムです。
給料から天引きするため、一度初めてしまえば面倒な手続きはありません。
iDecoは 投資で得た利益への税金が非課税になります。
また、 支払ったお金が全額、所得控除になるため、所得税や住民税を減らすことができます。
このように国が進めている制度なので、節税のメリットが大きいです。
ただし、iDecoは年金のため、60歳までお金を引き出すことができないため、
急にお金が必要になる場合に困ることがあります。
そのため、ある程度貯金があるときに進めたほうがいいでしょう。
3 つみたてNISA
2018年に国によって開始された資産形成を助ける助ける制度です。
国内に住む20歳以上の人ならだれでも使える仕組みになっています。
つみたてNISAでは、少額で定期的に投資信託を購入していくことで、リスクを抑えて資産を運用していきます。
また、 投資信託は国が選んだ優良ファンドしかないため、初心者にとっても始めやすい環境が整っているといえます。
4 NISA
NISAもつみたてNISA同様、国が進めている制度になります。
先ほどと違うのは、 投資信託だけでなく、個別株の購入をすることができます。
また、年間投資金額の最高がつみたてNISAの40万円にくらべて120万円となっており、短期間におおきくもうけたいひとにお勧めの制度となっています。
NISAは自分が買いたいときに、タイミングを考えて、好きな量の株を購入することができます。
取り扱っていない株式もありますが、個別株で勝負していきたいと思う人にはお勧めの資産運用の方法といえるでしょう。
5 株
株式を購入することで、定期的に配当金を得ることができます。
また、ある一定以上の株を保有していると、 配当金のほかに株主優待をもらうことができます。食品やクオカードなど様々な種類の株主優待があるので、好みの会社から選ぶと良いでしょう。また、株式を売却することで売却益を得ることができます。
配当金にも、売却益にも20%程度の税金がかかることを忘れてはいけません。
このコロナで、これから生き残っていける優良企業が少しはっきりしてきたように思えます。優良企業を見つければ安心して保有することができ、
会社の成長とともに資産を増やすことができます。
株は良い会社を見つけることができるかがポイントとなってきます。
5 不動産
不動産投資は、資金に余裕がある方にお勧めです。
株と同じで 安く仕入れて、高く売ることがポイントです。
ローンを組みすぎてしまうと、結局資産が減っていくことになります。
また、年々家は劣化していくため、リフォームなどの費用もかかってきます。
最初に 自分が購入したい近辺の土地や物件の相場を下調べしておくことが重要です。
多くの不動産を比較し、安くいいものが変える準備をしておきましょう。
6 FX
Foreing Exchangeの略で、通貨を交換することで、利益を出すことを目標としていきます。
FXでは、通貨の価値が変わることで得られる売却益と、それぞれの国の金利の差で儲けることができます。
FXは、他の投資の仕組みとは違い、手数料が安くなっています。
また、24時間取引ができるため、いつでも、どこでも取引をすることができます。
しかし、金融知識がない人にはあまりお勧めできません。
世界経済の動向を把握していて、特に日本やアメリカの経済状況が分かっている人にはお勧めの方法だといえます。
PCの前にはり付かなければいかないようであればやめましょう。
お金を働かせ、自分の資産を増やそう
仕事などで働いて収入を得るだけでなく、 お金に働いてもらうことで資産を増やしてくことがこれからの時代で大切になってきます。
そのためには、多くの資産運用のやり方や、メリット・デメリットを把握しておく必要があります。
金融知識を少しずつ増やす中で、自分に合った資産運用の仕方を選び、今ある資産を徐々に増やしていきましょう。