学習発表会とは
文部科学省が定めている学習指導要領では、学習発表会を含める文化的行事を、
平素の学習活動の成果を発表し、その向上の意欲を一層高めたり、
文化や芸術に親しんだりする活動としています。
今までの学習発表会の内容
スイミーやかさこじぞうなど、多くのお話をモチーフにした劇が多かったのではないでしょうか。最近では、先生が考えた台本だけでなく子どもが考えた台本で行うところも増えています。そこに、リコーダー演奏や合唱などを取り入れて発表を行うことで、盛り上げていたと思います。
しかし、数カ月前からコロナがはやり始めてから、同じような学習発表会を行うことができないかもしれません。そこで、コロナ下でも行えるような学習発表会の工夫を話していきたいと思います。
１ 作文発表会
あらかじめ作文を書かせておき、発表時間を決めて、作文を発表させていきます。一人当たり時間や発表時間のスケジュールを決めて、保護者に伝えておきます。お子さんの発表の５分前に来ていいことにすると、密が防げ、安心して発表の様子を観賞することができます。特に、２０歳の半分である１０歳のときに、親への感謝の気持ちや未来への決意を述べさせたり、卒業年次である６年生に中学校や将来の夢を書かせるとよいと思います。
２ 授業のインターネット配信
家庭でインターネットが使えるおうちも増えてきています。
そこで授業を録画し学校のホームページやインターネットを通してお家の人に動画を配信していくという方法があります。
これを使えばお家の方は、自分の時間がある時に授業を見ることができます。
そのため、あらかじめ仕事を休む必要がなくなりおうちにと人にとってたくさんのプラスの点があると言えるでしょう。
ただ、インターネットが気軽に使えない家もあるので、DVDにして渡すなど配慮が必要になってきます。
３ ブースで発表する
学会の発表のようにそれぞれのブースに分かれて発表していきましょう。
教室だけだと密になってしまうので特別教室などを使い、分散させていきましょう。
作文発表と同じように、予めタイムテーブルを用意し、どの班がどこで何時から発表するか分かるようにしておきましょう。
時間を決めて発表を行うことにより、発表する班だけの保護者が集まり密を防ぐことができます。
４ 運動場を使った体育を必ず見せる
体育は外で行うため密室を避けることができます。また運動場という広大な土地を使うことによって密接を防ぐことができます。
それぞれの学年で曜日を決め一日一学年ごとに発表していくことで、全部のクラスが実施できるようにします。
日にちが複数になってしまうので、兄弟がいるおうちの人は大変になってしまいます。なので何度も使える方法ではないかもしれません。
５ 保護者ごとに参観日を分ける
保護者は指定された曜日に授業を見に行くようにします。通学団ごとに分けても良いでしょう
しかしこれは見せる授業を教師がたくさん準備する必要があり、自分としてはあまりお勧めできません。
業務や行事の精選が行われている今、この方法は厳しいように感じられます。
６ グループ発表
クラスをいくつかのグループに分け学習したことを自分たちでまとめ発表させて行きます。その際、前面黒板にプロジェクターで資料等を映したり、教材提示装置でテレビに参考資料を提示していくと発表がより分かりやすくなります。もちろんこれも今までと同じようにあらかじめグループの持ち時間や発表スケジュールを決めておくことで、密を防いでいきます。グループごとであれば、自分たちで考えた劇を行うことができます。学んだ内容を面白く劇にできたら高評価間違いない詩です。
７ 映画
高校でやっているところもあると思います。自分たちで台本を考え、映画を撮影しておきます。学習発表会当日では、上映会を行います。３部上映にしておくと、密を防ぐことができます。編集なども自分たちで行わせることで多くの力を身につけることができます。
８ もはややらない
やらないという選択肢もあるということを考えておきましょう。子どもの命、子どもを見守る周りの人の命はかけがえのないとても大切なものです。それを、考え中止にするという決断を下すことも時には重要でしょう。
子どもたちの成長をみせることが大事
どんな方法であっても保護者に日頃頑張っている子どもたちの成長を見せることが一番大切です。コロナの状況下であっても、一生懸命頑張っている子どもの姿を見ることができたら喜ぶこと間違いなしです。
