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若手教員学びの場

~幸せになるための働き方や考え方を学ぶサイト~

思いやりの溢れる学級へ

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子供同士が思いやり互いに認める学級経営を行うために

学級経営は教師にとって大切な仕事です。

学級経営が上手くいっていると、仕事が楽になり、子どもたちはぐんぐん成長します。

しかしその一方、学級経営が上手くいかないと、トラブルが絶えず、心身ともに疲れる毎日を過ごすことになります。

そのため、学級経営を適切に行っていくことは教師にとって必要不可欠な力なのです。

 

では、子どもたちをどのように育て、導けば、良い学級に育てることができるのでしょうか?

実際に学校で過ごしていると、子どもたちが互いに理解をすることができず、認めることができないでけんかしている場面をよく見かけます。

 

そのため、少しずつ教師が意図的に活動を行っていくことで思いやりのある児童は増やしていき、育てていく必要があります。

 

相手のことを考えて行動できる子どもたちを育てるには、教師が働きかけなければなりません。

 

なぜなら、子どもたちの生活の大半は学校で過ごします。

そのため、学校が与える影響というのは大きいと考えられます。

 

困ってる友達を助けたり、友達やクラスのため、学校のために動き、行動ができる子を育てていくためにはどうしたらいいでしょうか。

 

また、友達の良いところを認め、互いに成長し合える関係を築くためにはどんなことをしたらよいのでしょうか?


思いやりを育てるためにどんなことができるか今回は考えてみました

 

1 帰りの会今日の花まるさんを見つける

 帰りにお互いの良いところを認め合うことで、少しずつ思いやりの気持ちが育っていきます。

何か今日いいことをしていた友達に対して発表をしていくと良いでしょう。

また、いいこと発表だけになってしまうと、ある一定の子どもしか発表しなくなってしまいます。

 なので、友達の良いところをみつけ、付箋に書き、友達の机の上に貼っていくとよいでしょう。

そうすると、たくさんの子が、他の子の良いところを見つけ、付箋を貼りに動いていくのがみられます。

また、活動の際には認め上手・褒め上手を教師が見つけ、「○○さんは努力をしているところをよく見ているね」など、期待している行動ができている子に対して大きく褒めることが大切です。

 そうしていくことで、次につなげることができます。

また、レベルが上がって来れば一週間に一人一つは良いところを見つけ、学級掲示に貼っていくと教室がみんなの良いことで埋め尽くされていくと思います。

こうして、思いやりのある学級を作ることができるのではないだろうか

 

2 ありがとうの手紙

他にも、ありがとう手帳を書いていくという方法があります。

みんなが見えるところに、「ありがとう手帳」を置いておき、どんどん良い事を積み重ねていきます。

良いことを見つけたらいつでも書けるように置いておくと、

また、他の学級にも見える場所に設置しておくと、他の学級の友達にも認めてもらう機会が増え、どんどん進んで良いことをする児童が増えていきます。

ありがとう手帳がいっぱいになっていくとみんなの気持ちが幸せになっていきます。

 

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もちろん、同じ人が同じ人ばかりが書いてしまう場合には、「日直さんは必ず誰かの良いところを見つける」や「今日は日直に注目して見てみよう」など工夫をする必要があります。

ただ、何もしないと良いところを子どもたちは見ようとする機会が少ないです。

一人一人が良いところに目を向けるためにも、こういった活動を行うことが大切です。

 

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3 意図的に良いこと体験をさせる

 教師が意図的に思いのやりのある行動させ、それを学級や学年単位で取り上げほめてあげることで思いやりの気持ちを育てていきます。

また、その効果は褒められた子供だけでなく、ああいう行動すると先生は認めてくれるんだと周りの子どもたちに伝わっていき、良い事が学級や学年に伝染していく可能性が高いです。

その後も、きちんと良い行いや思いやりのある行動を取れた時にはきちんと取り上げてあげることで、正しい行いが認められるという風習を作っていきます。

そういった誰かのために動けるようなことをしている人を、教師は見つけ取り上げていくことが大切です。

 

そのために、時には意図的にそういった行動をこちらからさせ、褒めてあげることで伸ばしていく必要があります。

わざと、頼みごとをして褒めるくらいの

 

4 ワークショップを行う

 実際に思いやりのある行動を体験してみないとどう感じたりするのかわからないと思います。

そのため、道徳のように役割分担をして、思いやりのある行動をとらせたり、協力をするということをやらせていくえ

 

他にも、実際に他学年と関わることで、思いやりの心を育てることができます。

関わらせた後に、

「ペア学年に対して思いやりのある行動を持って接することができたか」、

「上の学年の子達が下の子の学年の子達に対し何をしてくれたのか」、

そういった点を考えていくことで、思いやりとは何か、思いやりをすることは良いことなのか、心がどう感じるのか、様々な事について学ばせることができます。

 

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思いやりは学級や学校を変え、世界を救う

学級や学年が思いやりで溢れたら、きっとそれは幸せな道につながっているに違いありません。

一人ひとつ毎日思いやりのある行動をしたクラスであれば、約30個嬉しい思いをする人が出てきます。

もし、それが学校全体であれば100個以上毎日嬉しい思いをする人が出てきます。

誰かにやらされているというわけではなく進んで自分から思いやりのある行動がとれるように子どもたちを指導していきましょう。