魔の11月とは
11月は、行事が終わり、子どもたちがだれてくる時期です。
行事などで一致団結した分、少し心がゆるんでしまうのです。
そのため、教師がそれに対応しないとどんどん子どもたちの様子が乱れ、学級が崩壊することもあります。
学級崩壊などにもなることから「魔の11月」と言われています。
魔の11月を乗り切るために
魔の11月を乗り切るためには、教師が学級の様子を見直す必要があります。
また、自分の指導法も見つめなおす必要があります。
学級の様子、子ども一人一人の様子、自分の指導法などを見直すことで問題を一つ一つつぶしていきましょう。
そして、「魔の11月」と思うのではなく子どもたちと共に成長することができるので、「チャンスの11月」と思いましょう。
では、どういった点を見直していくと良いのでしょうか。
1 学級の環境を見直す
一番最初に見直すべきは、教室の環境です。
環境の乱れは心の乱れにつながっていきます。子どもたちの心の安定を図るためにも教室の様子に目を向けてみましょう。
教室にゴミは落ちていないでしょうか、
またロッカーの上は子どもたちの荷物であふれていないでしょうか。
一つ一つのことを見直し、教室の環境を整え、心を整えていきましょう。
2 人間関係を見直す
4月から徐々に構築されてきた人間関係。
様々な行事を乗り越え、より強固なものになってきたと思います。
しかし、その 関係にほころびが見られるのものこの11月。
仲が良くなったからこそ、相手に対する思いやりが消え、相手に対して傷つける人もでてきます。
人間関係が上手くいっていないところはないか、授業中や放課の様子などから探っていきましょう。
また、学級では周りに対しての言葉遣い、かかわり方を道徳の時間を中心に見直させていきましょう。
3 授業を見直す
子どもたちと一番多くの時間を過ごすのが、授業です。
その授業の中での子どもたちの姿をもう一度見直してみましょう。
学ぶ意欲はどうですか、友達の話は体を向け、心で聴いていますか。
学びに向かう姿勢を見直すことで、学級を良い方向へ導くことができます。
そのために、子どもたちに問いかけをするとよいでしょう。
教師だけでなく、 子どもたちも今の自分たちの姿が良い方向に向かっているか自分自身に振りかえらせることで、今の状態を気づくことができます。
11月は勝負の月
子どもたちの様子は日々変化していきます。
だからからこそ、定期的に子どもたちの様子に目を向け、振り返りをしていくことが大切です。
問題点があるかどうか一つ一つのことを見直し、改善すべきことはしていくことで、より良い学級へと進化していくのです。
この11月を乗り切り、素晴らしい学級へと成長していきましょう。