タブレットを使いこなし、自分の武器に
ICT機器が学校にも導入されるようになり、学校では多くの機器が活躍しているかと思います。
中でも、 タブレットは子どもたち一人ひとりに配布されており、授業の中で使っていく場面が多いと思います。
しかし、算数や国語などの授業で使用例はよく載っていますが、体育での使用の仕方はあまりのっていないように思います。
そこで、体育で使用できる方法を少しづつ紹介していきたいと思います。。
1 リフティングの記録
サッカーの技術の一つであるリフティング。
「できる」「できない」が分かりやすいため、指標とする先生も多いのではないかと思います。
それぞれの 児童の記録をExcelやスプレッドシートに収めていきましょう。
そうすることで、 子どもたちは前の自分と比較することができ、どのくらい成長することができたのか実感することができます。
また、教師としても子どもたちが自分で入力していってくれるので回数を把握しやすいです。
間違った記録が入らないようにペアの子が記録を数え、入力していくようにすると良いでしょう。
2 キックの仕方の撮影
授業の中で、キックのポイントやドリブルのポイントを説明することはありますが、
自分の動いている様子は見ることが少ないかと思います。
そこで、 ペアやグループで撮影しあい、自分の動きをみるようにしましょう。
すると、インサイドに当たっていないことや、軸足の向きがおかしいことなど、 多くの課題に気づくかと思います。
気づきやすくするためにもスロー再生のアプリをいれておくとよいでしょう。
また、 どこを見ていいかわからない子に対しては、教師側から見るポイントを一つ伝え、焦点化させることで、苦手な子も上手に見ることができます。
3 比較
正しい蹴り方や上手な蹴り方と自分の蹴り方を比較していくことは、技能向上の助けになります。
正しい蹴り方と比較し、上手くできているところ、まだできていないところを把握していきましょう。
そのため、 正しい蹴り方が分かる動画のリンクを示して置いたり、上手な子の様子との比較できるようにしておくと良いでしょう。
改善点が分かった後は、それぞれの課題に合わせて練習に取り組む場所があると良いでしょう。
4 試合での様子
試合での様子を撮影し、自分や仲間の動きを見るようにさせていきましょう。
そうすることで、 自分や仲間が得点を取ったり、取られないように守ったりするためにするためにはどうするとよいか話し合うことができます。
また、その話し合いの結果、 自分やチームの仲間が動けているかみることで、効果的に振り返ることができます。
このように上手く活用すれば、ゴール型の動きができているか子どもたち同士、確認ができるため非常に便利です。
5 戦術ボードの活用
戦術ボードを毎度毎度用意していたら大変です。
そこで、戦術ボードを用意していきましょう
自分のチームだけでなく相手のチームも動かすことができるので、とても使い勝手がいいです。
また、子どもたちも簡単に動かすことができるのも良い点です。
6 感想の集約
日々の授業の感想をためていきましょう。
もちろん、学習カードに書かせても構いません。
しかし、 タブレットで書かせることによって、慣れてこれば短い時間で書くことができます。これは、 運動時間の増加にもつながります。
また、子どもたちがどれだけ長い文章を書いたとしても困ることがありません。
教師もいつでも確認することができるので、とても便利です。
どう使うかによって学びの深さを変える
体育のメインはあくまで体を動かすことになります。
そのため、タブレットを使用することが目的とならないようにしましょう。
タブレットを上手く活用し、より子どもたちの学びを深めるようにしてください。