時間割を決めるオススメの方法
小学校の時間割は、基本的に枠組みは教務の先生が決めてくれますが、それ以外は自分で決めていかなければなりません。
そこで、各担任の裁量で各教科をどこの時間で行っていくか考えていく必要があります。
その際、各教科の指導時間数が決まっているので、毎日体育にするといった工夫はできません。
また、体育では体育館や運動場、家庭科、図工、音楽などはそれぞれ専用の教室があるため、これらの技能系の科目は、予め決まってしまっている場合が多いです。
しかし、ある程度は変更することができ、自由に決めることができるため、 自分でどのように使っていくか時間割を作っていくか考えていくことができます。
子どもたちに、そして自分にあった最適の時間割を見つけていきましょう。
1 月曜の1時間目は集会でつぶれても大丈夫な授業を
月曜日の1時間目は、集会などがはいってくる可能性が高いです。
学校にもよりますが、集会の時間が伸びて1時間目の授業まではいってくることがあります。
そのため、1時間目は集会の時間がのびて、少し潰れてしまっても良い教科にすると良いと思います。
算数は学びに時間がかかることが多いため、国語などにしておくと時間調節がしやすいと思います。
2 月曜日は持ち物が少ない教科
月曜日は週の始まり。たくさんの持ち物があると困ってしまいます。
特に、小さな学年であれば体も小さいため、たくさんの持ち物をもつことができません。
体操服などは週の初めに持ってくることが多いため、それ以外のものももってくるとなると、なかなか難しいでしょう。
また、図工や家庭科など 材料や用具、道具など持ち物が多い教科は週のはじめだと忘れ物も多くなってしまいます。
そのため、持ち物が多くなるような教科は週の途中にし、月曜日などに忘れてしまった子に対して声掛けができるようにしていきましょう。
2 体育は3時間目が〇 4時間目は避ける
体育は準備に時間がかかります。
もちろん、先生だけが準備をするのではなく、子どもたちと一緒に準備をすることもあります。
しかし、低学年の場合は、子どもたちと一緒に準備をしても、なかなか進まず授業の時間をほとんど準備にとられてしまうことがあります。
そのため、3時間目などの長い放課の後にしておくと、長い放課に準備をしておくことができます。
また、 体育は着替えなどもあり、給食などの準備が大変になるため、低学年をもつのであれば4時間目は避けるのが無難でしょう。
3 金曜日の6時間目はどう週を終わらせたいかで決める
金曜日の6時間目は週の最後の日です。
この時間は、 週の最後をどのように締めくくりたいかによって変わってきます。
落ち着かせて学級を終わらせたい場合は、図書室で読書をさせると良いでしょう。
すると、子どもたちは1週間の最後を落ち着いた状態で終わらせることができます。
制作などをして楽しい時間を過ごさせたい場合は、図工や家庭科、総合などにしていくと良いでしょう。
1週間楽しかったなと終わらせたい場合は、学級活動などで学級を良くするための話し合いや企画(レクリエーション)などを行っても良いでしょう。
すると、子どもたちを笑顔で返すことができ、
1週間の最後の時間は子どもたちの気持ちに大きな影響を与えるため、しっかり考えていきましょう。
4 午後の時間割は技能系がオススメ
5時間目、6時間目は、給食を食べた後なので、子どもたちが眠くなりやすいです。
そのため、動きがある技能系の科目をいれていくとよいでしょう。
特に「図工」や「家庭科」など、 制作活動を行い、脳を活発にする活動をいれるといいです。
話し合いを上手に行わせる自信があれば、「総合」、「学活」などを進めていっても良いと思います。
逆に、 算数や国語などの科目はできることなら避けておくと苦手な子が眠ってしまわずに済みます。
ただ、動きがあるといっても体育などは動きすぎると、気持ち悪くなってしまう子いるので気をつけましょう。
また、運動によってアレルギーを誘発する子もいるので必ず確認をしておくようにしておきましょう。
5 算数は午前中
午前中は比較的に子どもたちの集中力が高いと感じます。
4時間目は少し疲れが見え始めてきますが、午後と比べ午前は頑張る力を持っている子が多いです。
そのため、 午前中に算数を入れ、頭が活性化している時間帯に問題を解いていかせましょう。
そうすることで、より集中して問題を解いていくことができます。
子どもたちの様子を見ていても午後の疲れているときよりも、午前中の方が難しい問題に対しても積極的に取り組んでいけるような気がします。
6 2時間目、3時間目は話し合い活動ができる教科がオススメ
2、3時間目は話し合いが最も活性化しやすい時間帯で、話し合いを行う活動が向いていると考えられます。
特に、「国語」や「道徳」は授業の中で話し合いをすることが多いため、最適と言えるでしょう。
また、この時間帯に話し合いができる活動をもってくることで学びにリズムをつけることができ、その後の授業にも良い影響を与えていくことが多いです。
7 理科は5(・6)時間目がオススメ
理科は実験が豊富なため子どもたちが熱中して取り組めることが多いです。
そのため、集中力が低下しやすい午後にしておくと良いでしょう。
なかでも、 5時間目にしておくことで、昼の放課中に実験の準備をしておくことができます。
前日までに準備しておくことが大切ですが、5時間目であれば係の子と一緒に準備を進めることができます。
また、2時間続きにすることで、子どもたちは実験と実験の結果をまとめる時間をつくることができます。
時間割によって学びの質を向上させる
時間割はなにも考えずに組むこともできます。
しかし、 子どもという特性を考え組んでいくだけで、子どもたちの学びに良い影響を与えていくこともできます。
時間割を組む際、少しでも子どもたちの学びに対して良い影響があるように、そして自分が指導していきやすいように組んでいけるといいですね。
初任者は準備することがいっぱい
時間割以外にも初任者にはやらなければいけないことがいっぱいあります
春から良いスタートがきれるよう必要なものは買いそろえておきましょう。
そして、 春までの時間で教師としての力に磨きをかけ、良いスタートが切れるようにしていきましょう。
また、この度は、そうさんのtweetを参考にさせていただきました。
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— そう@図解で教師の仕事術を発信中 (@sou19931002) December 31, 2022
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